社員の意識を変える 5
「みんな、おもしろくやっているか」
まずその思想。
わたしたち仲間どうしの雑談の中で、「トップとして何をいちばん大事にしているか」との問いに、彼は、
「きざっぽくていやな言いかただけど、『みんな仕事を、夢中になれるほどおもしろくやっているか』ということだ。
あとは姿勢さえ狂ってなきゃ、それでいいんだ」
・・・と言ったことがあります。
この瞬時の応答の中に、社長としての思いとでもいうべきものが、如実に現れています。
業績はどっちでもよいということではありません。
それどころか、
「利益は商品が持っているのではない。黒字も赤字も、すべては人間がもたらす」
・・・というのが彼の持論であり、一人ひとりの経営活動のレベルを示すものとして、それをきわめて重視しています。
このことを端的に示す一例として、この会社では、新車、中古車、サービスの3部門がまったく同列に位置づけられています。
・・・言うまでもなく一般には、新車を中心におき、それに付随するものとして中古車とサービスの各部門が序列づけられています。
この会社の売掛金残高も、このへんのことをよく示しています。