過去は今の自分の想像だ 2
それが泊る予定だった旅館のお嬢さんだったのです。
そのお姉さんが初恋の人で、「ぜひもう一度会いたい」というのです。
いよいよご対面の場面になって、一人のおばあさんがあらわれた。
そのおばあさんが「初恋のお姉さん」でした。
その他には友人が何人か来ていました。
感激の対面ですが、思い出の細部の話になって、俳優さんがいったことはずいぶん事実に反していることが明らかになったのです。
まず第一に、俳優さんはみんなとはぐれなかった。
雨も降らなかったし、日も暮れなかった。
みんなと一緒に、その日宿泊する施設へちゃんとたどりついていた。
そしてみんなで一緒にお風呂に入った・・・。
これは友人たち全員が間違いないと証言したのです。
唯一の客観的事実はそのお姉さんがいて、みんなの面倒を見てくれたということだけなのです。
これはいったいどういうことなのでしょうか。